招き猫といえば、日本で昔からある縁起を担ぐものとして知られているものです。右手を上げている招き猫は、「金運を招く」とわれ、左手を上げている招き猫は、「客を招く」ともいわれています(ちなみに、両手上げの招き猫は「すべての福を招く」といわれています)。

その意味合いは、ただ左右のどちらかを上げているだけではなく、その手の高さにも関係しており、「高ければ高いほど遠くからも幸福を招く」ともいいます。

また、それに加えて色の種類によっても、意味の違いがあります。例えば、「金色」は風水的にも縁起よ良い金運アップとカラーともいわれており、カラーセラピーでは「大切な宝物を手に入れる」「財産を築く」などの意味があります。また、黄色であれば、良縁に恵まれる可能性が高くなります。

黄色は、カラーセラピーでは「子供の色」ともいいいますが、無邪気にありのままの姿を自然と表に出すことができるのも特徴であります。そのことから、良縁に恵まれることで、更に将来的に可愛い子供にも恵まれるということともいえます。猫の種類である「三毛猫」では、三毛猫は遺伝子の関係でオスが産まれる可能性がとても低く珍しいということから、その希少価値を「福を呼ぶもの」としてオスの猫をイメージして作られたものです。

また、赤色の猫の場合は「病を排除していく」ともいわれ、健康面に不安を持つ方にはそれを跳ね除けて、良い福を招く力があるともいえます。カラーセラピーでは、赤色は「パワー」「血縁」「基本」などの意味合いを持ち、それを意識していくことで更に基礎作りを根本とした、生活が送っていけるといえます。

このように、たくさんの種類や意味があることがわかります。

そのような中で、近年、「両手を上げた招き猫」の存在が話題を呼んでいます。その名の通り、「金運も良縁も全て招いてくれる」ものなのです。こちらの招き猫も手の高さが重要です。もしも耳よりも高い位置に手が上がっていれば、「手の届かないような大きな幸福を招く」、耳より下に手が上がっている場合は、「身近な幸福を願って招く」などの意味合いを持ちます。どちらも見ても、猫好きの方にはその意味を知るよりも前に、その愛らしい姿に一目ぼれをしてしまうともいえるでしょう。

両手上げの猫は、最近では、主にインターネットで手に入れられることも多いです。そのデザインは豊富で、個性的な可愛らしい猫ちゃんがたくさんあります。全ての幸福を招くといわれている両手上げの猫ちゃん、機会があれば身近に触れてみることも開運へと繋げていける一つの方法であるといえます。