厄年の贈り物で迷った時には、男性・女性にも長財布がおすすめです。
なぜ、財布が厄除けになるのか?
昔より、蛇は再生、邪気払い、魔よけに通じる神聖な生き物としてうやまられてきました。その理由として、大黒様や弁財天様が蛇を身にまとっているものをよくみかけることができます。そんな蛇を連想させる長いものやうろこのデザインのものが贈られるようになりました。このように厄払いには長いものが良いとされています。
さらに、厄除けなので肌身離さずもてるものが良いです。常に身に着けて厄をはらうことができるからです。あまり持ちあるかないものですと、厄払いの意味をなさなくなってしまいます。
また、長いものがいいとされる理由のもう1つとしては、長いものには「長寿」の意味が込められます。昔は今よりも寿命が短く、より長生きできるように、健康でいられるようにと願いをこめて長いものを人の一生に見立てて縁起がいいものとされています。大晦日に食べる年越しそばもその意味が込められています。
また、7色のものも良いとされています。
厄年限らず身につけるものであろう財布
男性の厄年の贈りものには長財布やベルト、ネクタイなどがよくプレゼントされていますが、この中で、ベルトやネクタイはその日の服装などによってつけるものがかわってきてしまいます。なので、財布ですとそんなにもちかえることをしてる人は少ないと思いますし、一番身近に持ち歩けるものとして男性には一番良いと思います。
そして、ただの財布ではなくて、長いものがいいので、長財布、そして、ヘビ皮や蛇のうろこ柄だとなおさら良いです。柄は好みもありますから、知っておいた上で相手の好みも考慮しながら選ぶのが良いですね。
厄年の贈り物は、いつまでに贈ればいいの?
厄年の贈り物は厄払いを行うとされている日に間に合わせるために、節分の日までに贈るのが一般的です。
厄年は年が明けてすぐにはじまっていますので、新年に間に合うように早いにこしたことはありませんが、遅くとも節分までと覚えておくと良いです(地域によってそれぞれ風習が違っていますので、その地域のやり方があるとすればそれにしたがってください)。
また、プレゼントを贈る日の候補としては、誕生日や大安の日なども良いと思います。
厄年にプレゼントをする場合に絶対にこの日にあげなければいけないという時期はありませんので、これらのことを覚えておいて自分と相手の都合の良いときにプレゼントできればいいと思います。
袋に入れてのしをつける場合は、のしは紅白蝶結びの水引が一般的で、表書きは「御祝」と書きましょう。長いものはお守りのように身に着けているのですが、時期が終わったらどうすればいいのでしょうか。
厄年の年が明けたら、どう処理してもらう?
神社やお寺に以来して引き取ってもらって代わりにお布施を払うか自分で塩をかけて浄化してそのまま持ち続けるという方法が一般的です。お財布ですと長く使えるものですし、贈り物などで頂いたものならなおさら大事に長く使いたいと思いますので後者がおすすめです。
そもそも厄年はいつ?
では、厄年は何歳なの?って知らない人もいるかもしれませんね。男性と女性とで年齢も違っているんです。数え年で、男性は25歳、42歳、61歳です。女性は19歳、33歳、37歳です。そのなかでも男性の42歳と女性の33歳は大厄と言われています。
その前の年を前厄、その年を本厄、後年を後厄と呼び、この3年間はとくに長いものに身をつつみ、厄をはらって災難から逃れるようにするのが良いとされています。
前厄で起こりやすい出来事としては、支出、損失、盗難などのお金をなくしやすいことです。現金をあまり持ち歩かないようにする、カードの管理をしっかりとする、ローンの契約や大きな買い物などに気をつけて避けるようにするのが良いでしょう。離別運と訴訟運が強くなりますので、人間関係を大事に心がけましょう。また、悪いことばかりではなく、良いこともあるのです。直感がさえやすく、アイデアや企画にはもってこいの時期です。芸術や美術からの刺激を受けると良いとされています。
本厄で起こりやすい出来事としては、特に健康に注意が必要です。疲れやすい、病気になりやすい、事故や怪我に遭遇しやすいなど注意が必要です。規則正しい生活、気持ちも落ち込みやすいので悪く考えすぎないようにすることも大事です。良いこととしては、学問に吉があります。異性関係も吉です。子宝にも恵まれやすいです。仕事よりも異性や子供に恵まれます。
後厄で起こりやすい出来事としては、もう大丈夫だろうと無理をしやすい危険があります。時期尚早になりやすいので、計画をたててじっくりと取り組みましょう。良いことは家族の大切さを感じることができます。苦労を助けてくれた家族に感謝しましょう。
このように、良いことも悪いことも起こりますが、悪いことをできるだけ避けたいですよね。男性女性に限らずいつも持ち歩ける長財布をプレゼントして厄を追い払いましょう。