お店の釣銭用のお札や、自分の財布に入れておくお札は新札でなければと、銀行で両替する人が多くいます。両替は両替機、両替用ATMで両替することができますが、金融機関によっては、両替機や両替用ATMでは新札に両替されないことも多くあります。
銀行や信用金庫などの金融機関は中央銀行である日本銀行でお金を準備しますが、日本銀行は、それぞれの金融機関ごと、新札の発行枚数は決まっています。この発行枚数は1年間で決まっているため、その枚数を各銀行や信用金庫などの金融機関は支店ごとに割り振り準備をします。そのため、金融機関の予定より早く新券が無くなってしまえば、新券に両替することが出来なくなる場合もあります。
特に5000円札は発行枚数が少ないため、新券が特に少ない金種です。
新券の両替について
新券の両替は基本的に窓口での対応となります。
両替の番号を取り、呼ばれるまで待つのは時間も掛かります。銀行側の窓口人員も数少なくできるだけ効率よく対応したいと考えているため、両替は両替機で対応する方が良いと考えています。
銀行によっては、両替機で出てくるお札も新券で出てくることもあります。全ての金種の新券は発行枚数が決められているため、銀行や信用金庫などの金融機関ごとでも支店毎の割り当てがあります。本店や大きな支店では売り上げが大きくなるため、大きなお金が動くということから、やはり新券の割り当てが多くなってきます。
反対に地方の支店や利用頻度の少ない、売り上げの低い支店には、新券がほとんどないということもあります。新券を手に入れたいという人は、本店や主要な支店で両替をすることをお勧めします。
また、多くの銀行や信用金庫などで良くあるのが、両替機には10,000円札、1,000円札のみ新券が入っているということも多くあります。10000円札、1000円札は比較的発行枚数が多いため、どの金融機関でも新券に余裕があります。こういったところでは、両替機や両替用ATMにも新券が入っていることがあります。
しかし、5000円札は両替用の機械には新券はほとんど入っていません。稀に信用金庫などで、機械の釣銭用は新札が出てくるといったことはありますが、普通に両替をして新券が出てくるということはなかなかありません。
お札の新札が一番良く動く時期があります。年末です。
翌年の年始にお年玉用として両替する人がものすごく多くなるため、12月は新券両替をする人が銀行や信用金庫などの金融機関に集まります。普段は新券は窓口対応をしている支店でも、かなりの時間が掛かってしまうので、12月は機械にお札の全金種を新券で用意しているという金融機関も少なくありません。
12月の午前中は、両替をする人で機械も行列になっていることが多く、新券に替えるだけでもかなり時間が掛かることがあります。12月はこういった需要で、新券がかなり利用されるため、時によっては、新券が無くなってしまうこともあります。
特に12月20日以降はどの銀行や信用金庫など金融機関から新券が無くなってしまうことが多く、新券に両替したくても出来ないということも多くあります。年末に、年末年始用の新券が必要だという場合には、できる限り早めの両替をお勧めします。
現在、金融機関によっては、両替にお金が掛かることも多くあります。キャッシュカードを持っていなくても49枚までは無料というところや、キャッシュカードを持っていれば50枚、100枚は無料、キャッシュカードを持っていないと両替できないという処もあります。
多くの場合は49枚以下はほとんど無料であることが多いため、お札に両替する際はお金が掛からないことが多いです。
新券は最近、テレビなどの風水などの番組の影響もあってか、個人の人でも自分の財布に入れておくお札は全て新券にしておくという人も多く、お店や会社の経営者以外の一般個人の人でも気軽に新券に両替をするようになっています。今まで以上に新券の需要が高まっています。
昔のように、結婚式やお祝いごとのお祝儀や年始のお年玉だけの利用だけだった新券も今ではいろいろな時に利用する人が多いとともに、日常から新券を利用するといった人も多くなってきています。
まとめ
金融機関での両替は基本的に15:00までとなります。
新券両替も同様で、他ATMは時間外や土、日などもやっていることがありますが、両替用は窓口業務と同じ営業時間であることが多く。平日9:00~15:00で土曜日、日曜日は営業しないということが一般的です。
通常ATMでお金を引き出す際、10,000円を1,000円10枚で引き出すことができる場合があります。この場合はATMが営業の時間帯であればいつでも利用することができます。この10,000円を1000円10枚で引き出す方法ではほとんどの場合、新券で出てくることはありません。
新券に両替したい場合は窓口業務時間内に行く事が確実です。