夜空に静かに光り輝く月。

 

強く主張するのではなく、かといって存在感がないのでもなく、

その様子は私たちを見守ってくれているようにも感じられます。

満ち欠けを繰り返しその時々で色や大きさが異なる月は、

古代の人々にとって神秘的であり、時には信仰の対象ともなりました。

 

科学が発達し、月は29.5日のサイクルで満ち欠けを繰り返している、

月は地球の周りをまわっている衛星である…とわかっても、

月から感じる神秘的な力は変わらないように思います。

 

そして、何より古代の人が感じた月への思いが、私たちの文化の中に根付いています。

中秋の名月を鑑賞する十五夜のお月見の風習をご存じの方も多いことでしょう。

 

満月

 

この新月から数えて15日目にあたる中秋の名月は「満月」とされ、

この時期は空気が澄み切っており、特に美しい月が見られるといわれています。

(月の軌道やカレンダーにより、十五夜の夜に見られる月が満月ではないことも多く、

満月に近い月ととらえるのが正しいようです。)

どこも欠けていない満月は、月のパワーが最大になるといわれています。

 

では、夜空に光る満月を思い浮かべてみてください。

まん丸で、金色に光るもの・・・あれ?何かに見えてきませんか?

満月を見上げて「お金」を想像する人は少ないかもしれませんが、

金色の丸い絵がお金を表すイラストとして描かれているのを見たことがある人も多いでしょう。

 

満月とお金・・・何かつながりがあるのでしょうか。

 

調べてみると、知る人ぞ知る満月に行う金運アップのおまじないがありました。

まず、満月は太陽のエネルギーを月が反射して最大限地球に届けてくれる時です。

 

新月から満ちてきた月が満たされ、まん丸になる満月には、

ものを「満たす」エネルギーに溢(あふ)れています。

月の「満たす」エネルギーを金運につなげるには、お金に関する小物類を月光浴させるといいそうです。

月のエネルギーを目いっぱい受け取った小物たちは、臨時収入をもたらすといわれています。

 

お金に関する小物類とは、財布や通帳、銀行届出印、貯金箱、家計簿などです。

直接、お金を月光浴させてもいいといわれています。

 

その中でも、普段、お金を入れて持ち歩く財布にこだわるのがお勧めです。

月光浴させる時のポイントは、クレジットカードやキャッシュカード、レシートなど

出費に結び付くものは全て出すことです。財布を空っぽにしてしまえば、間違いないですね。

 

このおまじないは満月の前後24時間に行うと有効です。

そして、おまじないの効果は1カ月。もし、天気が悪くて月が見えなくても、

満月のパワーは地上までしっかり届いているので大丈夫とのことです。

また、月光浴ではなく財布などを「フリフリ」するとよいともいわれています。

 

ただし、フリフリするときは落とさないようにしっかり持ってやりましょう。

この満月のおまじないは簡単なものなので、ぜひ、お気に入りのお財布などでやってみてくださいね。

 
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